クラリネットの音域は、次の4つの領域に分類される。まずはシャリュモー音域。これは、最も低い音域は基本となる音によって出す領域であり、シャリュモー音域と呼ばれる。音色としては、丸く、太く、よくとおる音が鳴る。名前の由来は察せた人も多いと思うが、クラリネットのもととなった楽器であるフランスの古楽器であるシャリュモーにちなんでつけられた。シャリュモー音域の中の低音域は野生的な音色をもつとされている。また、怪しげな雰囲気を醸し出すということも可能とされる。よく楽曲でもこういった怪しげなメロディが出てきたりするが、こういう時に活用されるのだろうか。次はブリッジ音域である。シャリュモー音域のすぐ上にはブリッジ音域と呼ばれる音域が存在している。いわゆる、「喉の音」と呼ばれる音域に相当する。シャリュモー音域と同じく基音である。デンナーがシャリュモーを改良した際、シャリュモー音域と次に述べるクラリオン音域の間を橋渡しするための音域であるので、ブリッジ音域と呼ばれる。